こんにちは。とっしゃん23です。
いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。
さて今回はホンダ2馬力船外機を購入して今まで1度もオイル交換やプラグなどの交換をしていないので初めてメンテナンスをやってみました。

専門業者に任せると約2万円ほどかかるとされるオーバーホール。
※オーバーホールとは、機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業のこと。
※メーカー推奨では、エンジンオイル交換時期は稼働100時間、もしくは6ヶ月間の早い方で実施と記載されています。
2019年9月に新品購入して、今までの稼働時間は約80時間ほどですが、6ヶ月は大幅に超えているので、エンジンオイル交換をしたいと思います。
オーバーホールまでとはいかないですが、オイル交換・シャーピン交換・プラグ交換などは定期的に行わないと海上での船外機トラブル処理は非常に危険なので年に1回は行っておけば安心です。
今回はホンダ2馬力船外機 BF2Dのメンテナンスとしてネットショップで買ったメンテナンスセット:約7000円(送料込み)とシャーピン2本セット:約600円で購入しました。


【ホンダ2馬力BF2DH:メンテナンスセット内容部品】
・ギアオイル(チューブ)‥350ml
・エンジンオイル(缶)‥1,000ml
・プロペラ‥1枚
・ワッシャー‥2枚
・Oリング‥1個
・スターターロープ‥1本
・プラグ‥1本
・割ピン‥1本
※今回のメンテナンスは船外機スタンドにセットしたまま行いました。

今回準備したもの
・同じ空容器(今回はキムチの空容器)‥2つ
・灯油用給油‥ホース1つ
・ウエス(汚れても良いタオル)‥1枚
・マイナスドライバー‥1本
・プラグレンチ‥ソケット16mm
・ラチェットレンチ‥ソケット10mm


①エンジンオイル交換
エンジンオイルの交換ですが、同じ容器を2つ用意します。そして古いエンジンオイルを取り出すために「灯油用給油ホース」のホース部分をハサミでカットして使います。

こんな感じでカット
ラチェットレンチ「10mm」のソケットを使用し、ネジを緩めて外します。(反時計回り)外れたらネジについているOリングを外し新品に交換します。




そして古いエンジンオイルの排出方法ですが、100円ショップでも売っている「灯油用給油ホース」のホース部分をカットし先ほど外したネジ部にはめ込みます。

※はめ込んでいるだけなので外れないように注意してください
そのまま船外機スタンドにセットしたまま180度回し空容器にホース先端を入れ排出します。




排出されたエンジンオイルは見ての通り真っ黒です。
この新しいエンジンオイルの量は排出した古いエンジンオイルと同じ量を入れることがポイントです。

ラチェットレンチ10mmでボルトを締め込みます。

新しいエンジンオイルの給油方法ですが、自宅に漏斗が無かったので、クリアファイルの先端をカットしこのように給油しました。



エンジンオイルを入れたあと蓋を締め込みます。
※エンジンオイルを入れすぎるとキャブレターからの油漏れの原因になるので注意が必要です。
②プロペラ交換・シャーピン交換・割りピン交換
プロペラにセットしている割りピンをペンチでまっすぐにして抜き取りプロペラを外します。
そしてプロペラ軸に差しているシャーピンを抜き取ります。




新品シャーピン(右側)
このように取り外したシャーピンと新品のシャーピンを並べてみました。
かなり曲がっているのが分かります。


船外機プロペラも樹脂製のため少し削れて、カエリが出ているところがあったので交換しました。
③ギヤオイル交換
下側のネジ(ギアオイルドレンボルト)をマイナスドライバーで取り外します。


その後、上側のネジ(ギアオイル検油ボルト)をマイナスドライバーで取り外すと一気にギアオイルが出て来るので空容器で受け取ります。(真っ黒です)
この時に(ギアオイルドレンボルト・ギアオイル検油ボルト)に新品ワッシャーを新しくセットしておきます。
古いギアオイルの排出が終わったら新品ギアオイル(チューブ)の先端をハサミでカットし下側のギアオイルドレンボルト穴に差し込みゆっくり注入します。

そして上側のギアオイル検油ボルト穴よりギアオイル出てくれば上側のボルトから締め込みます。次に下側のボルトを締めます。※規定のトルクで締め付けることが推奨されています
※油で汚れたところはウエスで拭き取る

④プラグ交換
写真のように素手でプラグカバーを外し、プラグレンチソケット(16mm)を使用し反時計回りに回しプラグを抜き取る。



新品と交換します。

もとに戻して試運転してみると、以前よりエンジンの掛かりも良くなり船外機の状態も向上しました。


最後まで読んで頂きありがとうございます。
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